左神の子 アデモニウス
皆さんこんにちは、今月も神話考察CHのお時間です。 今回のテーマは、今考察界隈で最もホットな話題である 「神の子 アデモニウス」についてですね。皆さんご存じの左をつかさどる左神、グランの隠し子であるアデモニウスですが、今だその母親の正体が解明されておらず、アデモニウス界隈では200年以上前から考察がされ通けられています。しかし今回とうとうその正体にたどり着きました。
まず最も注目度の高い、母親サエラム説ですが、彼女は神歴28年の7月時点で既に地獄行きが確定されているので、そのあとに子供を産無という事は不可能だと考えられます。仮に何らかの方法でカガーヤ宮殿から抜け出してグランの元へ行けたとしても、彼女の性格からはあそこで子供を残していくなんて考えられません。よってこの説は可能性が低いといえるでしょう。
最近の若者に人気の、母親存在しないない説ですが、神の子だからと言って無から有機物が生まれるというのは世界神話においても聞いたことがありません。そんなことがあれば、神歴16年のタべック論が根底から覆されてしまいます。考えられません。
そこで今回私は、母親マーエリ説を推奨します。あまりこのような考えは今までになかったので、皆さん驚きだろうとは思いますが、これが真実なのです。ご存じの通り、マーエリは人間であり、グランは大の人間嫌いです。しかし神歴17年の11月というタイミングで、マーエリがライリオンの伝説の力で天界に行ったのは明らかなことであり、もしそこでグランと出会っていたと考えればすべてのつじつまは会うのです。なぜミンガス川に黄金が流れたのか、なぜマンレブ神殿でニバとコルセムが出会ったのか、もうわざわざ言わなくてもわかりますよね。
人間であるマーエリがグランと子を作り、そのマーエリは天の怒りに触れたためトコワンに沈められた…そして残ったのがアデモニウスという、悲劇の物語が存在していたのです。
どうでしたか?最後まで見ていただいてありがとうございました。今回は自信があったのでいつもよりも張り切って書いてしまいました。まだまだ神話はわからないことがたくさんあります。これからも神話について一緒に考えていきましょう。