「盾の勇者の成り上がり」はアネコユサギが小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿したライトノベルで、2013年から書籍化、その後アニメ化され、2019年の1月〜6月までAT-Xほかにて放送されました。

そんな「盾の勇者の成り上がり」アニメ1期のあらすじを、忙しい人のために簡単に紹介していきます。2期放送も間近、この機会にアニメ1期を見て楽しみましょう！

目次 3分で分かる！「盾の勇者の成り上がり」アニメ1期あらすじ！ 「盾の勇者の成り上がり」はそれまでの「なろう系」を覆した？ 異世界召喚された最大の理由「厄災の波」とは？ 亜人の奴隷ラフタリアとの絆が熱い！ 尚文を冤罪に陥れたマインの正体は！ 「盾の勇者」以外の使えない「勇者」たちにイライラ！ 「槍の勇者」北村元康とは？ 「剣の勇者」天木蓮とは？ 「弓の勇者」川澄樹とは？ 「カースシリーズ」は異世界定番チートなスキル！ 「盾の勇者」は何で嫌われていたのか？ 「盾の勇者の成り上がり」2期は？放送はいつ？

3分で分かる！「盾の勇者の成り上がり」アニメ1期あらすじ！

主人公岩谷尚文は、「四聖勇者」の一人「盾の勇者」として異世界のメルロマルク国に召喚されますが、パーティーに加わったマインに陥れられて全財産盗まれた上に「強姦」（未遂）の冤罪をかけられ、心を閉ざしてしまいます。

「盾」という防御のみの武器しか扱えない尚文は、パーティーで自分の代わりになる攻撃役として奴隷商人から亜人の少女ラフタリアを買いました。

仲間として苦楽を共にした2人の間にやがて信頼関係が生まれ、「盾の勇者」である尚文に対する様々な理不尽から困難にぶち当たりながらも、ラフタリアは尚文の本当の姿を知り、彼を暗闇から救うのでした。

その後新たな仲間フィーロや、メルティと出会い、誰よりも勇者らしく「波」から人々を守ったり、マルティらや「三勇教」による陰謀、さらに訪れる様々な困難などに立ち向かっていきます。

序盤から理不尽に全てを失った尚文と、亜人の奴隷ラフタリアとの主従関係を超えた絆に思わず涙せずにいられない、まさに成り上がりストーリーです！

「盾の勇者の成り上がり」はそれまでの「なろう系」を覆した？ それまでの「異世界なろう系」で「初めからチート能力あり」「主人公最強」「ハーレム万歳」が主流でしたが、この「盾の勇者の成り上がり」では主人公がいきなり理不尽に雑な扱いをされるところからスタートします。

序盤はまともだった尚文も、理由も分からず迫害され続け鬱展開になっていき、見ているこっちまで鬱になりそうです。ただの「成り上がり」と思わず、騙された！と思って見ることをおすすめします。

最終的になぜ？という疑問も回収されますし、尚文も救われ、尚文を陥れた奴らにもスカッとする場面があるのでご心配なく。

異世界召喚された最大の理由「厄災の波」とは？ 世界を破滅へと導くとされる「波」で、次元の亀裂から魔物が大量に噴き出し人々を襲う災害のこと。

定期的に発生し、「龍谷の砂時計」で発生するタイミングが分かります。「四聖勇者」である勇者たちはこの波を撃退すべくこのメルロマルクに召喚されました。

亜人の奴隷ラフタリアとの絆が熱い！

先にも紹介した通り、冤罪に陥れられ人を信じることができなくなった尚文。しかも「盾」という、防御のみに特化した武器しか扱えませんでした。

そのため自分の代わりに攻撃役を担わせる目的で、奴隷商人から亜人のラフタリアを買います。

メルロマルクの最初の波で両親を失い、捕らえられて奴隷にされていたラフタリアは尚文に「奴隷紋」を結ばれて、代わりにモンスターなどと戦わなければいけませんでした。

しかしそれ以外は奴隷のように扱わない尚文の優しさを知っていき、尚文がメルロマルクの城でラフタリアの「奴隷紋」を無理やり解除させられ、誰も自分を信じてくれないと闇堕ちしそうになっていた尚文を信じ切り、その心を救いました。（この名場面は最高です！）

尚文を冤罪に陥れたマインの正体は！

マインは「盾の勇者」である尚文のパーティに唯一加わった赤髪の女。しかし実はメルロマルク国の第1王女で、本名はマルティ＝s＝メルロマルクです。

すっかりマインを信用していた尚文を平気で裏切り「強姦されそうになった」と嘘をつき、冤罪に陥れた張本人。

これによって尚文はメルロマルク国の王や同じく召喚された3人の勇者たちなどの他、国民全てに犯罪者扱いされ、すっかり心を閉ざしてしまいます。とんでもない悪女で、何かと尚文を引っ掻き回していきます。

「盾の勇者」以外の使えない「勇者」たちにイライラ！

「盾の勇者」意外に「槍」「剣」「弓」の3人の勇者がいますが、これが全く使えません。とにかく尚文に色々迷惑ばかりかける勇者、一人一人簡単に紹介しますね。

「槍の勇者」北村元康とは？

「槍の勇者」である北村元康は女に絆されやすい性格。特にマインの、尚文による「強姦未遂」の嘘をすっかり信じて、尚文の言い分を全く聞こうとしません。

明らかに間違いだろうと思われることを信じて尚文とどこまでも敵対するので、とにかくイライラさせてくれるある意味天才、の残念なイケメン。ただし、外伝「槍の勇者のやり直し」では主人公で、新たな視点で見られるので思わず好きになるかも。

「剣の勇者」天木蓮とは？

「剣の勇者」である天木蓮は、一見クールだが、冤罪に陥れられた尚文を、皆と同じように味方をしなかった勇者の一人。

自分に甘い。東の村のドラゴンの二次災害を聞いて尚文に謝罪したことがあったり。

「弓の勇者」川澄樹とは？

「弓の勇者」である川澄樹も、他の勇者と同じく尚文の冤罪を見抜けず悪と決めつけた一人。

自分が達成したギルドの報酬を尚文が掠め取った犯人と決めつけて敵視したこともあります。

「カースシリーズ」は異世界定番チートなスキル！

「盾の勇者の成り上がり」で忘れてはいけないのが「カースシリーズ」。聖武器の持ち主である勇者が負の感情をパワーに変えて非常に高い火力を出すことができるスキルのことで、負の感情で力を得ることの総称です。

「盾」という武器しか持てない尚文にとっては、困難に合った時にこの力に救われています。

「カース」とは「呪い」のことで、発動すれば呪いの代償を得ることになり、暴走モードに入ったり、ステータスの低下を招くなど、まさに使いすぎてはならない禁断のチートなスキル。

何のアニメでもそうだけど暴走モードってどうしてもカッコいいんですよね。尚文のカースシリーズは「憤怒の盾（Ⅰ、Ⅱ）」・「ラースシールド（Ⅲ〜）」です。

「盾の勇者」は何で嫌われていたのか？

twitter.com メルロマルクに召喚されてから尚文は初めから理不尽な扱いを受けていました。尚文は異世界に来る前はゲーマーな大学生で、性格は明るく、きちんと常識は持ち合わせていた人物。

なぜ？という怒りと共にストーリーは進み尚文というより、「盾の勇者」自体がメルロマルク国にとって歓迎されていなかったということが判明します。

実はメルロマルクは亜人や獣人と長く戦争をしてきた人間至上主義。先代の「盾の勇者」は亜人や獣人を守っていたため、敵国と同じように嫌われていて、尚文までひどい扱いを受けていたのでした。

だからって何の罪もない尚文に対する理不尽な言い掛かりや、罠、イジメなどは鬱展開になります。しかしそこからの成り上がり、ざまあー展開にスッキリしていくのも間違いなしでしょう。

「盾の勇者の成り上がり」2期は？放送はいつ？

当初予定より延期となっていましたが、ついに2022年4月よりSeason2が、放送予定となっています。

「盾の勇者の成り上がりSeason2」の新規キービジュアル第二弾も解禁され、尚文たちが討伐を目指す強大な敵、霊亀と対峙する姿が描かれています。また、新キャラクターオスト＝ホウライ役に花澤香菜さんが決定しました。

Season2のオープニングテーマはSeason1に引き続き、MADKIDが務めることが決定。オープニングテーマ「BringBack」は5月18日発売予定。

ついに放送間近に迫っている「盾の勇者の成り上がりSeason2」。初めから「チート能力ありで主人公最強」「ハーレム」が主流だったなろう系では異色だった「盾の勇者の成り上がり」ですが、ファンとして非常に楽しみですね！