学校の先生のいうことを真に受ける人
子どもはいろんなことを知りたい好奇心の強い存在です。その子どもたちに物事を教えるのが学校の先生なわけですが、子どもが学校の先生を「大人の手本」にしてしまうのは、あまりよろしくないと僕は思います。↓イメージ
というのも、学校の先生の多くは大学で教職課程を経て、そのまま教師になります。つまり、一般社会に出たことのない人たちです。学校のほかの社会の仕組みを知らないので、考え方が偏かたよりがちになり、子どもに教える際にもズレたことをいってしまうこともよくあると思うのです。
もちろん、これは学校の先生の言葉を無視していいわけではありませんよ。学校の勉強に関しては、彼らは専門の教育を受けて学んできたエキスパートなわけですし、まじめな人が多そうだから、そこは信頼していいと思います。
でも、学校の勉強以外のこと、たとえば進路のこととか、生き方とか、そういう部分で先生の言葉を真に受けすぎるのは危険だと思うのです。
とくに中高生だと、親以外に触れ合う機会のある大人って学校の先生だけのことも多いですからね。社会人の経験だったら、父親とか母親のほうがよっぽど豊富な場合も多いんじゃないでしょうか。
学校の先生は民間の会社員と違い、営業ノルマもクビも基本的にない、特殊な世界ですからね。それでいえば僕なんかは、教師を目指す人には一度、ほかの民間の仕事を経験してから教師になってもらったほうが、よほど子どもたちのためになるのではないかなと思います。
本書でもいろいろ述べているように、この社会って綺麗事だけで回っているわけじゃない、ということを知っている人が教育の現場にいたほうがいいのではないでしょうか。