飽和水蒸気量・湿度ザックリ解説
1.飽和水蒸気量・湿度って?
今回は飽和水蒸気量と湿度をザックリと解説していきたいと思います。ちなみにどちらも中2で習うはずの内容です
1.飽和水蒸気量
飽和水蒸気量とは1m3の空気中に含むことができる最大の水蒸気量
のことです。どういうことかというと、まず下の絵のような1㎥の箱を思い浮かべてみてください
この箱の中に水を入れて蒸発させると水蒸気になります。これを繰り返していくとこの箱の中が水蒸気でいっぱいになりますよね。そのいっぱいになる量が飽和水蒸気量です。
実は飽和水蒸気量は気温によって変化する
んです!例えばさっきの箱の中の気温が10℃だとします。そこから上がれば飽和水蒸気量は増えます、逆に下がると飽和水蒸気量は少なくなります。
その関係をグラフにしたのが下のグラフです。
2.湿度
湿度とは先ほどの飽和水蒸気量(いっぱいになる量)のうちどれくらい水蒸気が入っているかを%
で表したものです。つまり湿度は0~100%っまでってことです。
2.湿度の求め方
ここからは湿度の求め方について解説していきたいと思います。
まずは公式!バァン
習うより慣れよということで問題だぁ!
[例題] 気温が35℃の1㎥の箱に20gの水を入れて蒸発させました。この時の湿度を求めなさい
①公式に当てはめる
まずは1m³ の空気中にふくまれている水蒸気量
について考えていきましょう。ここは単純に1㎥の箱に20gの水を入れて蒸発させたので20
ですね。
次にその気温での飽和水蒸気量
についてですが、これはグラフから読み取りましょう。読み取り方は下の図のように確認したい気温のところから上に線を引いて、グラフの線に当たったところがその気温での飽和水蒸気量
です。なので40
ですね。
整理すると下のような式になります
②計算する
ここまでくれば答えまであと1歩です!
まずは約分をします
次に分数を少数に直します。
もうここまでくれば小学校の計算ですね!
答え:50%
3.最後に
いつも言ってますが学校の先生とかが書いた記事を見たほうがいいと思います。
この記事間違ってる箇所あるかも